漫画は電子書籍で読むのがおすすめ 七日目に起きる奇跡 キンク?タ?ム32巻
キングダム32巻までのあらすじ
大王である政の檄によって火がついたサイは、李牧軍を必死に食い止めています。
しかし李牧による夜襲策などで確実にその勢いが削がれており、何かきっかけがあったら一気に潰れてしまいそうな危うさも感じられます。
不眠での戦いはどこかにほころびを作ってしまうものです。
果たして士気の維持だけでどこまで戦うことができるのでしょうか。
そして、ただ守るだけではいつまで経っても戦いは終わりません。
秦はここからどう巻き返していくのか気になるところですね。
そんな状態から、キングダム32巻のスタートです。
終わりの見えない戦い
なんとか二日目をしのぐことができたサイですが、李牧の夜襲作戦によって体力はほとんど残っていないような状態です。
しかし三日目も兵達は士気を維持し、李牧をもってして困惑を隠せない展開へと突入しました。
心身ともに尽き果てた状態どころか、致命傷を受けても立ち向かうその姿は、精神が肉体を凌駕するとはこのようなことだと思わされますね。
今の日本ではなかなか理解しがたいものに見えますが、大王自らが民に声をかけることはこれだけの効果を発揮するのかと驚かされます。
そんな中、信は昌文君に対して「何日しのげば良いのか」を問い、それに対して「八日」という答えが返ってきました。
根拠と呼べるほどのものではない八日ということですが、そこで何かが起きるのか気になるところです。
そしてそんな中、政が敵兵の攻撃によって重傷を負います。
さらには李牧にもサイに大王がいることを知られてしまい、サイは大きな動揺に包まれます。
本来なら政を脱出させるべきですが、秦国大王はこれくらいで引き下がるような存在ではありませんでした。
生命維持ギリギリと言える状態ですが、化粧で肌の色をごまかし、それでも兵を鼓舞する姿を見せたのです。
命の危機からこれをやられたら、それは盛り上がりますよね。
それに応えるかのように信も全てを出し尽くすかのような戦いを始め、何とか六日目もしのぐことに成功しました。
七日目の奇跡
サイでの籠城戦も七日目に入り、昌文君の言葉を信じるならあと一日持たせる必要はあったのですが、ここで城壁を破られてしまいます。
もはやこれまでという展開ですが、ここで奇跡が起こります。
山の民が援軍として駆けつけてくれたのです。
ここに来るまですっかりその存在を忘れていましたが、ここで山の民の登場は熱いですね。
昌文君の言っていた八日は、彼らが駆けつけるまでにかかる時間だったのです。
しかも山の民も戦をしているので、それをなげうって駆けつけてくれるのか確証もなかったのですが、七日で駆けつけてくれました。
ナレーション(と言うのかな?)によると、この七日目がサイの籠城線最終日になるとのことで、ここから大盛り上がり間違いなしです。
このずるいくらいの盛り上がり方は、キングダムが持つ最大の魅力といってもよいくらいですね。
盛り上がりっぱなしな状態が続きますが、32巻も大満足の内容でした。