漫画は電子書籍で読むのがおすすめ 成キョウの内乱と魏国侵攻 キングダム35巻
キングダム35巻までのあらすじ
合従軍の撃退に成功してから2年の時が経った秦だが、内政における権力争いが再燃しました。
呂不韋は政の加冠の儀が迫る中で何やら画策していますが、そんな中で王弟である成キョウによる反乱が起きます。
登場当初の成キョウならともかく、今の成キョウが反乱を起こすとは考えにくいもので、それはホカクによる罠が原因でした。
二年の時を経た飛信隊
成キョウの反乱に対して討伐軍三万が出陣しますが、それを率いるのは将軍として出世をした壁です。
キングダムにおいて序盤では色々と出番はあったもののどうしても脇役としての活躍にとどまることが多かったのですが、彼もしっかり出世していますね。
屯留へ向かう中で壁軍は龍羽将軍(成キョウ軍における裏切り者)に行く手を阻まれ、さらには趙軍が援護に入ってきたことで窮地に立たされます。
そこへ現れたのは、総勢五千となった飛信隊です。
ただし五千人将になったわけではなく、羌カイが出世して千人将になった分を合わせての数でした。
そうは言っても五千人を率いるだけの将になったわけで、二年間の間にかなりの成長を遂げたことが伝わってきます。
さらには矛を使うようになり、王騎から受け継いだ矛を使う準備期間に入りました。
しっかりと成長して体もできあがってきたこともありますが、そう決断できるだけの成長を遂げたと言うことですね。
黒幕は呂不韋
ホカクの背後に呂不韋がいることを見抜いた成キョウですが、状況は依然変わらず捕らわれたままで、牢に入れられています。
しかし金に目がくらんだ兵を説得し、脱出することに成功します。
そして成キョウは自身の妻である瑠衣を助けるために動きますが、そこで大きな傷を負ってしまいます。
瑠衣を逃がすことに成功し、彼自身はホカクと相対して彼を倒すことに成功します。
しかしそれまでに負った傷は決して軽いものでは無く、成キョウも命を落とすことになりました。
ここは彼が本当に変わったことが伝わってくるシーンです。
出てきた当初は邪悪な感じでしたが、ここまで改心した姿を見せられると感動してしまいますね。
政のことを考え、彼の支えになりつつある信へ言葉をかけるところも以前からは考えられない姿です。
こういうところもキングダムのおもしろいところであり、35巻の見どころです。
魏国への侵攻
ここで場面は大きく切り替わり、中華統一を狙う秦が魏へ侵攻を始めるところからスタートします。
騰が大将として侵攻する中、魏国からはアクの強そうな三人の新キャラが登場します。
彼らは魏火龍七師の霊凰、凱孟、紫伯で、三人とも仲間どころか同じ火龍を殺した罪で十四年も獄に繋がれていた経緯があります。
六大将軍や三大天とも渡り合った新しい敵との戦いはどうなるのか、35巻はイベント盛りだくさんでしたが、続く36巻もどうなるのか気になりますね。