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漫画は電子書籍で読むのがおすすめ ハンターハンター30巻 終戦

 

 

ウェルフィンの一言

モントゥトゥユピーの死から急転直下の『ハンターハンター』30巻。
ユピー殺害の嫌疑をかけられたウェルフィンは、彼が急に自ら苦しみだして死んだことを主張します。
様々な尋問の果てに、殺されると感じた彼は、何とか助かろうと混乱した頭で、王に「コムギ」の名を口にしました。
すべてを思い出したメルエム。
しかし、さらにメルエムは「余に向ける憎悪の根源は何か」を問いかけます。
ついにウェルフィンは叫びます。
俺の王はジャイロただ一人! お前は俺たちNGLの敵だ! と。
メルエムはただ「会えるといいな、その者に」とだけ告げて、ウェルフィンを無罪放免しました。

 

薔薇には毒があった

 

パームはとつぜん衝撃的な予言をします??「王は数時間以内に死ぬ」
ネテロが命と引き換えに王に食らわせた爆弾「貧者の薔薇」。
それはただの強力な小型爆弾ではありませんでした。
有毒物質を拡散させる伝染性の猛毒を含んでいました。
パームのオーラを「円」で感知することでそのことを知ったメルエムは、コムギと軍儀を指しながら最期を迎えることを望みます。
自分はこの瞬間のために生まれて来た??そう心から思い、満足してメルエムは息を引き取りました。
これが虐殺者の怪物が辿るラストなのか、そう思わせるほど切なく、胸を打つ幕引きです。

 

それぞれの明日

 

凄惨だったキメラアント編。
しかし生き残った人々は、キメラアント達を含めて驚くほど穏やかな結末を迎えます。
ブロウーダはヒナの付き人をしていた無口な蟻を連れて、故郷NGLへ。
実は彼女こそが、蟻に最初に殺されたコルト少年の妹レイナであり、母に再会することができました。
見事な伏線です。
そしてビゼフ長官はウェルフィンやヒナとともにジャイロ探しに流星街へ。
さらに独裁者ディーゴ総帥の本物は、晴耕雨読ののどかな生活を送ることになったのでした。
あるいは本当に彼は悪の独裁者ではなく、東ゴルドーの悪政は乗っ取った影武者の暴走であったのかもしれません。
そう思わせるほど悪役をあっさりと「無罪放免」してしまう展開です。
同作者の『幽遊白書』の仙水一派のその後のような「敵集団の救いあるラスト」として、『ハンターハンター』30巻のこれは圧巻の出来です。

 

そして、あの蟻が少女レイナだったのなら、コルトが連れて行った少年は……なんと彼女は「カイト」を名乗りだしました。

 

集結の十二支ん

 

そして『ハンターハンター』の新展開がいよいよスタートです。
きっかけはネテロ会長の死。彼の後を継ぐ新会長選挙編が始まります。
「新会長選挙のやり方は十二支ん皆で決めてくれ」
ネテロ会長の遺言で集まった、ハンター協会「十二支ん」。
その中にはジン=フリークスも、キメラアント編で会長を追い落とそうとする悪大臣のように言われていた副会長パリストンも含まれます。
顔が出るのは新章突入してからでしたが、意外と見た目がさわやかな好青年風の男でした。
しかし残りの十二支ん全員に明らかに警戒されている男。
一筋縄ではいかないことは明らかです。
『ハンターハンター』血みどろの30巻はここまで。31巻からはがらっと毛色の変わった話が読めそうです。