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漫画は電子書籍で読むのがおすすめ ハンターハンター24巻 軍儀板を挟んで??王とコムギ

 

 

盤をはさんで

『ハンターハンター』24巻で主に描かれるのは王とコムギの対話です。
将棋や囲碁ならば、ルールブックと10回程度の対局を体験しただけで、チャンピオンでも打ち負かすことも容易だった怪物「王」。
しかし、軍儀の名人である少女コムギにだけは、王は何度対局しても勝つことができませんでした。
外見や言動からはとても賢そうには見えないコムギ。
王は疑問を抱き、コムギと対話を始めます。
彼女が貧しい家の出であること、国際チャンピオンにならなければ高額の報酬はないこと、東ゴルドーの庶民の実情……。
そして人間というもの自体に、次第に興味を抱くようになります。
かつてこの国を侵略したとき「お前達は牛や豚の命乞いに耳を貸したことがあるのか」と言い放った彼が、です。

 

消えた結界

 

あるとき王はコムギに賭けをもちかけます。
「勝負に負けたら左腕をよこせ」と。
しかしコムギは、左腕ではなく、命を賭けますと申し出ました。
自分には軍儀しかない、軍儀で負ければ賞金で家族を養うどころか、ただ貧しい家族の足を引っ張るだけになってしまう、だから命を賭けていると。
王は自分こそ覚悟が足りなかったのだと考え、自分への罰として自ら左腕を引きちぎりました。
動揺し治療を施そうとする護衛軍を王ははねのけ対局を要求。
コムギは王の腕が治るまでは嫌だと拒否。
最終的に、ネフェルピトーの「玩具修理者(ドクターブライス)」を対局しながら施すことになりました。
しかし、そのためには城を覆っているネフェルピトーの結界「円」を消さなければなりませんでした。
外部のゴン達には計り知れない理由で、結界が消えたのです。

 

それぞれの作戦

 

チーターの蟻・ヂートゥや、ライオンの蟻・レオルなどを能力「紫煙機兵隊(ディープパープル)」を活用して撃退したモラウ。
失敗すれば速やかに死ぬことこそ任務と覚悟して潜入したパーム。
そして裏病院からイカルゴとともに帰還したキルア。
一方、理由はわからないながらも結界が消えたスキを見て、ノヴは宮殿内に侵入します。
しかしその時シャウアプフが代理で張った結界を目撃し、ノヴはそのオーラの禍々しさに完全な恐怖症に陥るのでした。
残念ながらノヴは24巻のここで対蟻戦士としてはリタイアです。

 

全ての場合を考えよ

 

蟻軍から寝返った仲間は増えたものの、圧倒的な戦力差があることには変わりません。
その戦力差を、自分たちの念能力の組み合わせだけで、城の中でどこでどうしているかも確認できない怪物たちを相手に埋める、というミッション。
こちらはぶっつけ本番でいきなり城に突入するしかありません。
もし失敗すれば、それはイコール世界の終わり。
考えすぎることなど絶対ない作戦会議を、人間たちは続けます。
『ハンターハンター』ならではの濃密な会議シーン、その中でも24巻のこれはベストに近いでしょう。

 

そんなゴン達の思惑をよそに、キメラアントの王は、ある疑問にぶち当たっていました。
「余は一体、何の為に生まれて来た……?」
「ハンターハンター・キメラアント編」の物語は深まっていきます。